仕事でも私生活でもどんな場面でも役に立つのが観察力と洞察力です。

特に洞察力のある人は仕事ができ、人望もあることが多いです。

観察力と洞察力を鍛えるにはどうすればよいでしょうか?

観察力と洞察力の関連性

観察力を鍛えると情報収集能力が高まる

観察力を鍛えると、情報収集能力が高まります。

観察力とは、相手の服装や顔色、外の景色など、「目に見える部分」を細かく見る力です。

観察力を鍛えることで、細部まで目が届くようになります。
情報の感度が上がるので、情報収集能力が高まるんです。

洞察力を鍛えると集めた情報を使いこなせる

洞察力を鍛えると、集めた情報を使いこなせます。

情報収集していると、どの情報が大切なのか分からなくなりませんか?
情報量が膨大過ぎて、思考が停止してしまうこともあるでしょう。

洞察力とは、相手の体調や心理状態、景色が変わった理由など、「目に見えない部分」を見抜く力です。

目に見えない部分、つまり本質をつかむには、多くの情報が必要です。
集めた多くの情報から、役立つものを即座に判断する能力が、洞察力なんです。
洞察力を鍛えると、情報の取捨選択を短時間でできるようになります。

どちらかだけ鍛えても活かせない

観察力と洞察力は、どちらかだけ鍛えてもうまく活かせません。

観察力を鍛えると、非常に多くの情報を得られます。
よいことに思えますが、集めた情報が多すぎて手が付けられなくなります。
つまり、何が正しいか判断できなくなってしまうのです。

集めた情報を活かすには、するどい洞察力が必要です。

洞察力を鍛えると、集めた情報から本質を見抜けるようになります。
しかし、情報が少なければ、うまく洞察することはできません。

鋭い洞察には、十分な情報を集める観察力が必要です。

観察力と洞察力、どちらかだけ鍛えても、うまく活かすことはできません。
両方を鍛えることで有効活用できるようになります。

観察力を鍛える方法

観察力を鍛える方法は、間違い探しです。

「どこかが違う」という意識をもつため、細かいところまで目を行き届かせようとするためです。

違う道を通ることや、違う場所に行くことも有効です。
見慣れた景色だと「いつもと変わらない」という先入観があるため、些細な変化に意識が向きません。
いつもと違う光景であれば、情報の新鮮さに興味がわいてきます。

なお、些細な変化を見逃さないように意識すれば、見慣れた景色でも観察力を高められます。

洞察力を鍛える方法

洞察力を鍛える方法は、原因を推測することです。

相手の行動を見て「何故その行動をとったのか」を想像します。
生じた出来事から「何故そのようになったのか」を想像します。

物事の内面や裏側を想像すれば良いのです。
このとき、あまり主観を入れず、多方面から想像するようにしましょう。
主観だけだと洞察力ではなく妄想力がつくかもしれません。

小説を読むことも有効です。
特に複数の登場人物がそれぞれの視点で語るタイプのものがよいでしょう。