こそあど言葉を使わないと決めよう~伝わらない文章を卒業する方法

ほぼすべての人が、何らかの形でこそあど言葉を使っていると思います。

仕事で、日常で、様々な場面で会話に使うことでしょう。

しかし、意図がうまく伝わらないときがあります。
手が離せないときに、背後で「これ、ここに置いておくから」と言われて困りました。
文章でこそあど言葉を多用すれば、解読に手間取るでしょう。

こそあど言葉と指示語のこと

こそあど言葉とは、指示語をまとめた言葉です。
これ、そっち、あちら、どこ等、何かを指し示すときに使います。

こそあど言葉は便利だが伝わりにくい

こそあど言葉は文章を短くできるため、とても便利です。
例えば、こんな感じです。

「借りてた本をテーブルの上に置くよ」
→「これ、ここに置くよ」

すごく短くなりましたね。
単語が長ければ、それだけでその文章は読みずらくなります。
こそあど言葉を使いこなせば、文章を短縮できます。

しかし、その言葉がなにを指しているか伝わらないことがあります。

こそあど言葉で意思を適切に伝えるには、相手の状態を把握することが大前提です。
相手が背を向けている状態で「これ、ここに置くから」と言っても伝わりません。
「これ」も「ここ」も相手が自分を見ていること前提で使う言葉だからです。

熟年夫婦がこそあど言葉でうまく意思疎通できるのも、お互いの癖や思考パターンを把握しているためです。
関係の浅い相手ほどこそあど言葉ですれ違いやすいことは、言うまでもないでしょう。
こそあど言葉は相手を気遣いながら使いましょう。

こそあど言葉は頭の老化を招く

頭の老化が進むと、こそあど言葉を使う頻度が増えてきます。
名前が出てこなくて仕方なく使っているのでしょう。
しかし、こそあど言葉で済ましてしまうから名前が出てこなくなっているとも言えます。

こそあど言葉は、何を指しているか相手に考えてもらう言葉です。
相手に考えてもらうため、楽ちんです。
楽なので、さらに自分で考えなくなり、頭の老化が進みます。

こそあど言葉は、時に相手に負担をかけ、自分はボケが進む言葉です。
省略のために使うならよいのですが、忘れたことの代用として使えば、お互いに損です。
頭の老化を避けたいのであれば、自分のために意識してこそあど言葉を避けた方がよいでしょう。

こそあど言葉を極力使わないために、一度本来の名詞に戻す

こそあど言葉を極力使わないためには、一度本来の名詞に戻してみましょう。
指している名詞を明確にすれば、こそあど言葉が本当に必要か分かりやすくなります。

こそあど言葉を多用していると、その言葉がどの名詞を指しているか分かりにくくなります。
ならば、こそあど言葉を本来の名詞に戻してみましょう。
同じ言葉がどれくらい出てきますか?

指し示す名詞とこそあど言葉の間に、別の名詞が挟まっていると、誤解されやすくなります。
名詞を明確にすれば、どのこそあど言葉が不要だったかがわかります。

まとめ 伝わる文章を書きたければこそあど言葉を使わない

こそあど言葉は指示語の総称です。

こそあど言葉は長い言葉を短縮するため、うまく使えば文章をわかりやすくできます。
一方で、すれ違いや頭の老化につながるリスクがあります。

文章でこそあど言葉を極力使わないためには、こそあど言葉を一度本来の名詞に戻すことです。
名詞を明確にすることで、こそあど言葉の使用を最小限にすることができます。

文章は伝わらなければ意味がありません。
誤解を恐れないなら、こそあど言葉の使用をためらわなくてもよいですよ?

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