「言い返すことで関係を悪くしたくない」
「何を言えばいいかわからない」
「焦ってしまい、頭が真っ白になる」
言いがかりや皮肉に困ったことはありませんか?
あなたの周囲に、マウントを取ろうとする人やいうことを聞かせようとする人もいるでしょう。
そのような人たちの心無い言葉を、そのままにしていませんか?
我慢すれば、その場はしのげるかもしれません。
でも、あなたが傷つくことは確実です。
それに、言い返さなければ、その状況がずっと続きます。
身を守るために、うまい言い返し方を知りたくありませんか?
嫌な思いをした時の言い返し方を紹介します。
覚えておけば、頭が真っ白になっても、言い返すことができるでしょう。
良い人間関係が欲しければ言い返したほうがいい
良い人間関係が欲しければ言い返したほうがいいです。
言い返すことで、どんなことが不快になるか、本心を明かすことができます。
人と仲良くするテクニックに、「自己開示」があります。
ありのままの自分を話すことで、相手は「信頼してくれてるんだ」と認識してもらうテクニックです。
返報性の原理により、相手も本音で話しやすくなります。
逆に、言いたいことを言わない人は人間関係が崩壊しやすいです。
何を考えているかわからないため、警戒されてしまいます。
本心を伝えることは、相手の人間性を知る役に立ちます。
嫌な気分になることを伝えても続けてくる人は、関わってはいけない人です。
その人は自分の幸せのために、あなたの不幸を望みます。
人間性の見極めのためにも、言い返すことは大切です。
言い返さないデメリット
相手を調子づかせる
言い返さなければ相手を調子づかせます。
言い返されないと分かっていれば、何を言っても怖くありません。
罵倒も言いがかりも言いたい放題です。
下の相手とみなして、どんどんエスカレートします
自分の評判が下がる
言い返さないと、自分の評判が下がります。
言い返さないということは、相手の言い分を全部認めるということです。
失敗を押し付けられて、悪評を流されてしまいます。
また、反論がないことを「考えていない」とみなされる場合もあります。
視野が狭くなる
言い返さず諦めてしまえば、視野が狭くなります
言い返さないことで侮辱が増え、評判も悪くなり、うまくいかないことが増える。
すると「どうせダメだ」と思い込み、諦めてしまいます。
本来の力を発揮する前に諦めてしまうので、能力が下がり、どツボにはまって、思い込みから抜け出せなくなるんです。
嫌な思いをした時の3つの言い返し方
「なぜ」と聞き返す
言い返し方の1つは、「なぜ」と聞き返すことです。
言い返すことが苦手な人は、会話以外のことも頭によぎりがち。
委縮し、面倒になって我慢してしまいます。
まずは、冷静になる時間を稼ぐことが大切です。
しかし、雰囲気にのまれた状態では、質問を考えるのも一苦労ですよね。
そこで「なぜ?」です。
問題の根本原因を洗い出す方法に「トヨタ式」があります。
「問題が起こった時にはなぜを5回繰り返す」というものです。
原因を細かく分けることで、分析の甘い部分に気付くことができます。
とっさの時ほど「なぜ?」は有効です。
「なぜ、~なのですか?」と相手の言葉を聞き返すだけなので、混乱していても質問することができます。
急かしたり、罵倒したりと、強い言葉を使うのは論拠が破綻しているから。
筋が通っていないことに気付かせないために、勢いで押し切ろうとするのです。
感情的な部分に「なぜ」と問えば、声が小さくなって口ごもります。
「なぜ?」と同じような効果がある質問はこんな感じです。
- 「どういう意味ですか?」と繰り返す
- 「~(相手の発言)、ですか」とオウム返しして発言を客観視させる
正論には極論で返す
正論には極論で返すことをおすすめします。
人は極論を嫌うためです。
相手の言い分を飲みたくなくても、正論で来られると言い返しにくいですよね。
論拠がある程度できているため、すぐには反論が浮かびません。
そんな時は極論を使ってみましょう。
例えば、極端な賛同をしてみましょう。
相手が引くぐらい思い切り賛同すると「いや、そこまでは言ってない」と、自分で否定の意見を言い始めます。
自分で言い分を崩してくれるので、あとは理由を尋ねれば勢いが緩みます。
やんわり言い返したいときに有効です。
また、正論にネガティブなイメージと結び付けるのも良いでしょう。
「良かれと思って」と言ってきたら「第二次世界大戦の日本軍も、良かれと思って劣勢を国民に隠してたよ」という具合です。
正論をネガティブなイメージと結び付ければ、攻撃されたときのカウンターにできます。
1対1だと泥仕合になるので、人前で評判を落とされそうなときに使うと良いでしょう。
スマホをいじり、あえて言い返さない
仕事中だと厳しいですが、堂々とスマホをいじり、あえて言い返さないのも有効です。
相手が言いがかりなどをつけてくるのは、支配や敵対という反応を求めているため。
あからさまに相手にされなければ、臨んだ反応などなくことでみじめに感じるでしょう
会話中に堂々とスマホやパソコンで作業して、相手の孤独感をあおります。
言い返すことで嫌な人と適度に距離を置こう
嫌な思いをした時の言い返し方を紹介しました。
言い返さないと、以下のデメリットが生じます。
- 相手を調子づかせる
- 自分の評判が下がる
- 視野が狭くなる
嫌な思いをしたときは以下の方法で言い返すと良いでしょう。
- 「なぜ」と聞き返す
- 正論には極論で返す
- スマホをいじり、あえて言い返さない
我慢は美徳ではありません。
むしろ、自分の人生を悪い方向に進めます。
何より、言い返さないことで本心が伝わらず、相手の真意も読めず、人間関係が悪くなります。
良い人間関係を作り嫌な人を遠ざけるために、ちゃんと言い返すことが大切です。
あなたが好かれるポイントは大体共通します。
しかし、嫌われるポイントはバラバラです。
全員に好かれることは諦めて、勇気をもって本音を語りませんか?
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