「昔いじめを受けて、今でも人とうまく接することができない」
「付き合っていた相手に酷くフラれてから、恋愛が怖い」
過去の出来事を引きずってしまい、立ち直りに時間がかかることってありますよね?
僕も学生時代に受けたいじめを引きずっています。
だいぶ良くなりましたけどね。
一方で、すぐに立ち直れる人もいますよね。
彼らだって、ストレスを感じているんです。
なぜ引きずらないのか、不思議ですよね。
過去を引きずる人と引きずらない人には、ある違いがあります。
引きずる性格を直したいなら、その違いを知り、対策すれば良いんです。
過去を引きずる性格を直す方法を紹介します。
過去を引きずる性格を直したいなら受容の精神を鍛える
過去を引きずる性格を直したいなら受容の精神を鍛えましょう。
具体的には、以下の手順を踏みます。
- ネガティブ体験の回避度を自覚する
- 脱フュージョン・エクササイズを実行する
- 受容の精神を鍛える
過去を引きずる原因はネガティブ感情を避けたいという心理
過去を引きずる原因は、「ネガティブ感情を避けたい」という心理にあります。
無理に避けようとした結果、強く印象に残るためです。
嫌なことがあると、目を背けたくなりますよね。
しかし、強引に目を背けようとすると、その嫌なことに意識が向いてしまいます。
意識が向いたせいで、ネガティブな感情が誇張されるんです。
過去を引きずる性格を直す方法
ネガティブ体験の回避度を自覚する
まず、ネガティブ体験の回避度を自覚します。
不安や緊張を回避しようとするから、より強いストレスを感じてしまいます。
受けるネガティブな感情を増幅しないためには、ありのまま受け止めたほうが良いんです。
ネガティブな体験をどのくらい避けているか、調べてみませんか?
心理テスト「SA-AAQ」でチェックできます。
「SA-AAQ」のテスト内容は以下の通りです。
以下の質問に、1点(全く当てはまらない)~7点(非常によく当てはまる)で点数をつける。
- コミュニケーションの不安は、自分にとって価値のある人生を送る妨げになっている
- 社交不安について考えないように、自分に言い聞かせることがある
- コミュニケーションの不安をなくすために、人生で大事なものを犠牲にしていることがある
- 不適切なコミュニケーションをする自分を批判してしまうことがある
- 人生で大事な決断をする前には、自分の社交不安を減らさなければならない
- 自分がコミュニケーションの不安に対して抱いている「考え方」が良いものなのか、よく考える
- 自分の社交不安は、自分が生きたい人生を送るジャマにならない
- コミュニケーションで不安になっても、自分では認めないことがある
採点方法
- 奇数の質問の数字を足して、平均値を出す
- 偶数の質問の数字を足して、平均値を出す
- それぞれの平均が4以上の場合は、一般的な人よりも症状が深刻だと考えられる
脱フュージョン・エクササイズを実行する
ネガティブな体験をどの程度回避しているか自覚したら、次のフェーズです。
脱フュージョン・エクササイズを実行します。
「脱フュージョン」とは心理療法のテクニックの一つで、思考と現実を切り離すことです。
ネガティブ思考と自分を切り離すことで、否定的な感情に巻き込まれないようにします。
具体的には、以下の方法があります。
- 「・・・と思った」法
- ネガティブフレーズに「・・・と思った」を付け加えてリピートする
さらに、「・・・と思ったことに気づいている」に変更してリピートする - 歌っちゃう法
- ネガティブフレーズで変え歌を歌う
- アニメ声法
- ネガティブフレーズをアニメキャラの声で言う
- PCモニタ法
- 想像のPCモニタにネガティブフレーズを表示し、フォントや色、表示アニメーションを編集する
- お疲れさん法
- ネガティブフレーズに「お疲れさん!」と挨拶する
- なぜ?法
- ネガティブフレーズの理由をひたすら問い詰める
- 箱に入れる
- 現実の箱を用意
嫌な感情や思考を箱に入れるイメージをして、ふたを閉じる
受容の精神を鍛える
脱フュージョン・エクササイズで、ネガティブ思考と現実を切り離せるようになりましたか?
最後のフェーズでは、受容の精神を鍛えます。
ネガティブな感情を誇張しなくなっても、受けることができなければ辛いままです。
不安や緊張をありのままに受け止めるために、受容の精神を鍛える必要があります。
受容の精神を鍛える具体的な方法は、以下の通りです。
- アクセプタンス・ワードセラピー
- 受容の精神を表現した名言を読む
ストレスによる食べ歩き50%減
ストレスによる無駄な買い物60%減 - ポジティブ・ストレス・マインドセット
- 理性的にストレスのメリットを見る
- ブリージング・メディテーション
- 呼吸に集中する瞑想
背筋を伸ばしてリラックス
意識を戻したときに集中力が増す - AWAREテクニック
- 価値が高い行動を増やすためのガイドライン
- アクセプト:認める
- ウォッチ:眺める
- アクト:問題ないフリして活動
- リピート:1~3を繰り返す
- エクスペクト 現実的な予想
- コンフォートカード
- 自分に優しい言葉を書いた専用カードを用意し、批判的な言葉が頭に浮かんだときに見る
- デス・ランニング
- 一週間だけ「死について」文章を書く
まとめ
過去を引きずる性格を直す方法を紹介しました。
過去を引きずる性格を直したいなら受容の精神を鍛えましょう。
具体的には、以下の手順を踏みます。
- ネガティブ体験の回避度を自覚する
- 脱フュージョン・エクササイズを実行する
- 受容の精神を鍛える
ネガティブな体験を回避しようとすれば、ネガティブな感情は誇張されてしまいます。
回避しようとしなければ、誇張されることもありません。
受容の精神を鍛えて、出来事をありのままに受け取れれば、過去を引きずる性格を徐々に直せますよ。
どの方法が楽しめそうですか?
新しいことに挑戦、できていますか? 新しいことをしようとしても、踏みとどまってしまいませんか? 経験のないことは怖いですよね。 適切な方法がわからなくて、ストレスを感じてしまいます。 ストレスと聞くと、欠点ばかり目につき …