筋トレ後に眠れない、そんなことはありませんか?
「疲れているはずなのに眠くならない」
「良く眠れるって聞いたから筋トレを始めたのに」
確かに筋トレは良質な睡眠の助けになります。
しかし、筋トレしたら眠れるというほど単純でもないんです。
筋トレ後に眠れない理由と対策を紹介します。
筋トレ後に眠れないときの3つの対策
筋トレ後に眠れないときの対策が3つあります。
具体的な方法は以下の通りです。
- 無理に寝ようとしない
- 筋肉を冷やす
- 静的ストレッチする
筋トレしたのに眠れない3つの理由
筋肉の緊張が解けない
筋トレ後に眠れない主な理由は、筋肉の緊張が解けないためです。
筋トレをすると筋肉が緊張し、交感神経が優位に働きます。
ぐっすり眠るには、副交感神経を優位にする必要があります。
しかし、筋トレ後の筋肉はしばらく緊張し続けるため、副交感神経が優位にならりません。
つまり、筋トレしたらしばらくは眠れません。
特に筋トレを始めたばかりだと、筋肉が強い負荷に慣れていません。
慣れないことをしようとすれば、緊張しますよね。
筋肉も緊張して、なかなかリラックスできません。
副交感神経がなかなか優位にならないため、ぐっすり眠れないんです。
体温が上がったまま
筋トレをすると体温が上がったままになり、眠れません。
身体は体温が下がりつつあるときに眠くなります。
しかし、筋トレすると体の奥が温まるため、なかなか体温が下がりません。
ジョギングや軽いトレーニングなら、1時間ほどで体温が運動前に戻ります。
しかし、きつい筋トレをすると、体温が下がるまで4~6時間かかります。
夜に筋トレすると就寝時間でも熱いままなので、眠れないんです。
「熟睡しなきゃ」という焦り
「熟睡しなきゃ」という焦りのせいで眠れなくなります。
筋トレで傷ついた筋肉は、主に睡眠中に修復されます。
ぐっすり寝ないと成長ホルモンがあまり分泌されません。
成長ホルモンの分泌が少なければ、筋トレで筋肉の修復があまり進みません。
また、睡眠不足でエネルギー不足になり、不足を補うために筋肉の分解が進みます。
筋トレ後の熟睡は、筋肉のために大切です。
しかし、「熟睡しなきゃ」と焦れば脳が活発になり眠れなくなります。
筋トレ後に眠れないときの3つ対策
焦らず起きている
筋トレ後に眠れないときの対策1つ目は、焦らず起きていることです。
上述しましたが、筋トレしてから体温が下がるまで4~6時間かかります。
つまり、筋トレ後に熟睡するには4~6時間空けなければなりません。
この間、無理して寝ようとすれば眠りが浅くなり、筋トレの効果が下がります。
理想の筋トレタイムは午後6時前後です。
筋トレ後の時間を十分確保できないなら、筋トレの強度を下げて調整しましょう。
筋肉を冷やす
筋トレ後に眠れないときの対策2つ目は、筋肉を冷やすことです。
冷却スプレーや冷水で筋肉を冷やしましょう。
筋トレすると筋肉が熱を持ちます。
筋肉を傷つけたことで炎症しているんです。
打ち身や打撲と同じように、冷やして炎症を抑えましょう。
オススメは水風呂です。
水風呂に入れば筋肉の冷却だけでなく、水圧による血流を促進できます。
参考:『リハビリmemo』
筋トレによる筋肉痛にもっとも効果的なアフターケアの最新エビデンス
静的ストレッチ
筋トレ後に眠れないときの対策3つ目は、静的ストレッチです。
よく「筋トレの後はクールダウンが大切だ」と言いますよね。
静的ストレッチをすると筋肉がリラックスするので、眠りやすくなります。
まとめ
筋トレ後に眠れない理由と対策を紹介しました。
筋トレ後に眠れない理由は3つあります。
筋肉の緊張、体温の上昇、そして熟睡への焦りです。
前2つは、筋トレする時間が遅すぎるためとも言えます。
筋トレ後に眠れないときの対策は、以下の通りです。
- 無理に寝ようとしない
- 筋肉を冷やす
- 静的ストレッチする
寝不足も筋トレの効果が下がるので、バランスを考えましょう