ずる賢い人に勝つ方法~職場で遭遇したらどうする?

「あの人はずる賢い」
そのような言葉を耳にしたことはありませんか?
ずる賢い同僚や上司など、面倒な人っていますよね。

ずる賢いと呼ばれる人は、世渡りが上手で、うまく人を使います。

「ずる賢い」とは印象の悪い言葉です。
しかし、なぜか誉め言葉として使われることがあります。
おそらく、素直に賢いと呼ぶのが悔しいから「ずる賢い」というのでしょう。

では、本来のずる賢い人は、どのような特徴を持っているのでしょうか?
ずる賢い人の4つの特徴と勝つための方法を紹介します。

ずる賢い人の4つの特徴

ずる賢いと言われる人には、以下のような特徴があります。

  • 状況や相手に合わせて自分を変える
  • 見えないところで手を抜く
  • 人を利用する
  • 人のせいにする

    詳細を順番に見ていきましょう。

    状況や相手に合わせて自分を変える

    ずる賢い人の特徴1つ目は、状況や相手に合わせて自分を変えるところです。
    強者に従い、弱者を雑に扱います。

    会社であれば、上司の言葉に素直に従い、部下や後輩の言葉を聞きもしません。
    学校であれば、教師や先輩に従順で、同級生や後輩を見下します。

    相手の悔しそうな表情を見るために、怒りをあおるような行動や表情をします。
    怒られたときはしおらしそうに振る舞い、それ以上怒られないようにします。

    お世辞やご機嫌取りが上手です。

    見えないところで手を抜く

    ずる賢い人の特徴1つ目は、見えないところで手を抜くところです。

    言い換えれば、アピールがうまいです。
    偉い人の目の届く範囲では、努力しているように振る舞います。
    偉い人の見えない場所では手を抜きます。

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    人を利用する

    ずる賢い人の特徴3つ目は、人を利用することです。

    自分の利益のために人を巻き込み、仕事を押し付けます。
    利用価値がなくなれば見捨てます。

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    人のせいにする

    ずる賢い人の特徴4つ目は、人のせいにすることです。

    利益は自分に、責任は他人に向けます。
    そのために噂を流し、根回しします。

    本当の「ずる賢い」とはどんな意味?

    以上、ずる賢いと言われる人の特徴を挙げました。
    しかし、上記の行動をする人が、本当にずる賢いのでしょうか?

    ずる賢い人の特徴は、見方を変えると賢い人の特徴になります。

    賢く人を育てる人は、ほめ上手で叱り上手です。
    賢く働く人は、優先順位が明確で無駄なことをしません
    賢く人を使う人は、1人1人の得意分野を考慮して相談し、頼ります
    賢く行動する人は、最良の利益が何か見極め、責任のありかを間違えません

    「いい意味でずる賢い人」は「本当に賢い人」と区別がつかない

    「いい意味でずる賢い人」は、「本当に賢い人」と区別がつきません。
    ずる賢さに気づかれないためです。

    ずる賢いと思われた時点で、本当の意味ではずる賢くありません。
    悪印象を持たれなければ、本性に気づかれないためです。

    相手の悔しがる様子を見たくてこっそり本性を見せる人は、全然賢くありません。
    特定の誰かに気づかれれば、いずれ他の人にも気づかれます。
    もしくは、気づけないような人しか周りにいなくなります。

    悪印象を持たれた時点で、賢いとは呼べないのです。
    気づかれれば、「ずる賢い」から「ずるい」や「愚か」に成り下がります。

    「ずるい」という気持ちは、単なる嫉妬や妬みです。
    他人の嫉妬をあおる人は、優越感という目先の利益に飛びつき、長期的に見て大損します。

    「いい意味でずる賢い」人は、「本当に賢い人」と区別のつかないものなんです。

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    ずる賢い人に勝つには、自分で考えるクセをつける

    ずるがしこい人に勝つには、自分で考えるクセをつけましょう。
    自分で考えて行動すれば、利用されにくくなります

    ずる賢い人のターゲットにされると、使い勝手のいい道具扱いされてしまいます。

    ずる賢い人に利用されないためには、ある意味で勝つ必要があります。
    ある意味勝つとは、「利用するには難しく、しかし敵にはならない人」に認識されることです。

    ずる賢い人に勝つには、自分で考えるクセをつけることが大切ですよ。

    少し具体的な方法を紹介します。

    相手の言動に流されず、自分で考えて行動する

    ずる賢い人に勝つには、自分で考えて行動することが大切です。

    難しく聞こえるかもしれませんが、要は「相手の言動に流されないようにしましょう」ということです。

    わかりにくいことをきちんと質問し、目的や作業範囲を明確にしましょう。
    安易に依頼を引き受けると、苦労することになります。
    相手の顔をうかがうよりも、仕事をやり遂げることを優先すると良いです。。

    面倒がらずに議論したり、こまめに質問することも大切です。
    操りづらい人間だと認識されれば、ずる賢い人は必要以上に関わってこなくなります。

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    不用意な言動を避ける

    ずる賢い人に勝つには、不用意な言動を避けましょう。
    悪者に仕立て上げられる可能性を無くすためです。

    ずる賢い人は、手柄のために善意を踏みにじり、弱みを利用してきます。
    弱みを握って反論を封じ、大きな失敗を擦り付けてくるかもしれません。

    大事故や犯罪の責任をかぶせられないためにも、不用意な言動を避けるべきです。

    ずる賢い人に勝つ方法は成長の糧にすること

    ずる賢い人の特徴を紹介しました。

    ずる賢いと言われる人には、以下のような特徴があります。

    • 状況や相手に合わせて自分を変える
    • 見えないところで手を抜く
    • 人を利用する
    • 人のせいにする

    いい意味でずる賢い人は、本当に賢い人と区別がつきません。
    いいように利用されず勝つためには、自分で考え、流されないようにする必要があります。

    ずる賢い人を敵に回すと、苦労するだけで得るものはありません。
    ただし、味方にしても面倒なことになります。
    害にはならない程度に思われるよう、調整するのが一番楽でしょう。

    勝ち負けを気にするなら、その場の言い合いよりも、成長の糧にしたほうがいいです。
    「お前はエサだ」と認識できた時点で買ったも同然でしょう。
    自分を成長させるためなら、あえて戦うのも1つの選択ですよ。

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