瞑想で集中できない?やめる前に知っておきたいこと

マインドフルネスという言葉を耳にしたことはありませんか?

マインドフルネスとは、今の作業に集中することです。

何か作業をするとき、あなたは集中できていますか?
例えば家事をしているとき、
「次は掃除をしよう?」
「ご飯は何を作ろうか?」
「病気が流行っているけど大丈夫かな?」
など、いろいろ考え事をしていませんか?

作業中にいろいろ考え事をしていると脳が疲れ、ストレスを感じやすくなります。
余計な疲れを減らし、不安を軽減するのがマインドフルネスです。

マインドフルネスと聞くと瞑想を思い浮かべるはず。
瞑想の効果を知り、試したこともあるでしょう。
でも、瞑想ってうまくできているかわからないんですよね。

うまく集中できないから、瞑想を止めようかと思っていませんか?
集中できなくて止めてしまうのは、実はとてももったいないことなんです。
集中できず瞑想を止める前に、知っておきたいことを紹介します。

瞑想は集中できないときこそ効果がある

瞑想は、集中できないときこそ効果があります。

それた意識を戻すときに前頭葉が鍛えられ、集中力が上がるためです。

瞑想には前頭葉を鍛える効果がある

瞑想には、前頭葉を鍛える効果があります。

前頭葉は意志力の源で、鍛えるとメンタルが強くなります。
不安や恐怖に強くなるんです。

また、前頭葉を鍛えると、集中力が上がります。

複数のことを同時にやろうとすることをマルチタスクといいます。
並行して進められるので、マルチタスクは一見効率よさそうですよね。
しかし、実は効率が悪いんです。

並行して作業を進めるといっても、1度には1つのことしかできません。
マルチタスク中は、考えていることを何度も切り替えているんです。
切り替えるたびに準備が必要になり、余計に時間がかかります。
また、意識の切り替えに意志力を使うため、疲れやすくなります。

集中すれば余計な考えが浮かばなくなり、疲れにくくなるんです。

基本的な瞑想の仕方は、姿勢を正して呼吸に集中

基本的な瞑想の仕方は、姿勢を正して呼吸に集中することです。

具体的な瞑想の仕方は、以下の通りです。

  • 背筋を伸ばす
  • 座る。座禅が理想だが、あぐらでも、イスに座っても良い
  • 呼吸に意識を集中する
  • 意識がそれた時は、ゆっくり呼吸に意識を戻す

様々な瞑想の種類

瞑想は、集中するものによって種類や効果が違います。

1 呼吸瞑想
呼吸に注目
2 歩行瞑想
足の裏に集中
3 ボディスキャン
体のパーツに集中
4 慈悲の瞑想
「私の願いがかないますように。私の悩みや苦しみが消えますように。私が幸せでありますように。私が穏やかでありますように」
5 ヴィパッサナー瞑想
別名オープンモニタリング
心の動き、思考、注意を実況中継

各瞑想法の効果は以下の通りです。

  • ポジティブになりたい:1、2、3
  • モチベや感情のコントロール:4
  • 判断力や意志決定力の向上:5

集中力が上がるのはそれた意識を戻すとき

瞑想で集中力が上がるのは、それた意識を戻すときです。

瞑想していても、うまく集中できなくて悩んでいませんか?
集中を維持することは大切ですが、それた意識を戻すことにも意味があります。
意識を戻すときに前頭葉が鍛えられ、集中力が上がるんです。

小説や漫画などで、大自然の中で瞑想しているシーンを見たことはありませんか?
実は、自然の中にいたほうが気がそれやすいんです。
集中力を鍛えるために、わざと気が散る環境を選んだのかもしれません。

意識がそれたことに気づき、戻そうとするなら、集中できなくても瞑想の効果はあります。
集中力を鍛えたいなら、気が散る環境で瞑想したほうが良いかもしれません。

まとめ

瞑想を止める前に知っておきたいことを紹介しました。

瞑想では、それた意識を戻すときに、前頭葉が鍛えられます。
集中することよりも、意識を戻すことに意味があるんです。
だから、集中できないからと言って瞑想を止めるのはもったいないことなんですよ。

といっても、うまくできないと面白くない気持ちも分かります。
わざわざ瞑想しなくても、仕事や家事、運動、移動などをしているときに、そのことだけを集中していればよいんです。
日々の生活に疲れるか、少しずつ良くするか、どちらを選びますか?

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参考文献