クロノタイプを意識していますか?
人間には昼型と夜型がいます。
夜型の人間が昼に働こうにも、力を発揮できません。
クロノタイプを知っていれば、自分に最適な生き方ができるようになります。
しかし、自分の生き方が選べない、子供の場合はどうでしょう?
クロノタイプに合わせれば、勉強時間を短くできます。
時間を効率よく使うことで、子供の才能を伸ばし、様々な経験を積ませることができるんです。
そこに立ちふさがるのが、義務教育。
子供の生活は、学校ありきなところがあります。
この学校制度、子供のクロノタイプに合っているのでしょうか?
考えていたら怖い面が見えてきたので、記述します。
子供のクロノタイプを考えていたら学校の怖い面が見えてきた
子供のクロノタイプについて考えていたら、学校の怖い面が見えてきました。
学校の制度って、子供のクロノタイプに合っていないんです。
学校を昼に開くこと自体は悪くありません。
夜型の割合は4人に1人なので、子供をまとめて教育するなら、昼型に合わせたほうが効率的です。
問題は、すべての子供を同じ時間に学ばせることと、授業のタイミングです。
夜型を昼に学校に行かせることや授業開始時刻、昼食の時間帯が悪すぎるんです。
集中できないときに授業して、集中できるときに休ませる。
「もしかして、学校って子供の勉強を妨げるためにやっているの?」と怖くなりました。
子供の体内時計は約2時間ずれている
子供の体内時計は、約2時間ずれています。
体内時計がまだ整っていないためです。
10代の体内時計は1~3時間ずれています。
参考文献
子供が7時に起きるのは、大人が5時に起きるのと同じなんです。
つまり、子供の夜更かしと寝坊は正常な証ということですね。
夜更かしと寝坊を叱るよりも、寝る前の行動と睡眠時間に目を向けたほうが良いでしょう。
子供の睡眠型クロノタイプ別の特徴
参考:最も集中できる時間がわかる!4つの睡眠型診断をやってみる|Mentalist DaiGo Official Blog
ライオン型の子供は朝の授業に優位
ライオン型の子供は、朝の授業に優位です。
集中力が高まる時間帯は、10:00~14:00(大人は8:00~12:00)
ピークタイム前から授業が始まりますが、集中できることに変わりありません。
集中できる時間の半分を、給食と昼休みで無駄にしてしまうのは残念ですね。
朝食の無料提供で、利点が消えるかも
ただし、朝食の無料提供で、朝型の子供の利点が消えるかもしれません。
提供される食事により、血糖値のスパイクが起きて、集中力が下がる可能性があるためです。
朝食の無料提供の話を聞いて、頭が痛くなりました。
大人の場合の話ですが、最近の研究では「朝食を食べないほうが脳によい」という説が優勢です。
大人は過去の食生活の影響で、体内にゴミが溜まっているせいかもしれません。
しかし、子供の場合は栄養が十分であれば朝食のメリットってなさそうなんですよね。
参考:朝食を抜くと頭が悪くなる?|パレオな男
成長期ですから、朝食を食べたほうが良いとは思います。
家庭環境の問題で栄養不足の子供には有効でしょう。
ただ、無料提供される食品は、パンやシリアルなどの加工食品みたいなんです。
パンやシリアルは高GI食品なので、血糖値が変化しやすいです。
その余波で、ピークタイムに集中力が下がってしまいます。
真剣に子育てする家庭なら、むしろ避けたい事態では?
クマ型の子供は午後の授業で力を発揮
クマ型の子供は、午後の授業で力を発揮します。
集中力が高まる時間帯は、12:00~16:00(大人は10:00~14:00)
午後の授業や部活動、放課後活動の時間帯ですね。
ピークタイム開始時に給食と昼休みがあるので、午後の授業時の集中力が下がります。
給食の内容も、高GIのパンやご飯、リラックス効果のある牛乳など、眠気を誘うラインナップが必ず含まれています。
このため、放課後にならないと集中力が上がらないでしょう。
部活動などで活躍することになります。
昼寝をすれば午後の授業でも(授業開始の少し後くらいですが)集中できます。
子供を入学させるなら、昼寝を導入している学校を選ぶと良いかもしれません。
オオカミ型の子供は親またはネットから学びやすい
オオカミ型の子供は、親またはネットから学びやすいです。
集中力が高まる時間帯は、19:00~翌2:00(大人は17:00~24:00)
一見長めですね。
しかし、実際に集中しやすい時間帯は、この中の4時間です。
集中できる時間帯が夜なので、学校で勉強しても、効果が出にくいのが特徴です。
一方で、同じ遺伝子型を持つ親から、多くのことを学べます。
実は、寝る直前の時間帯に集中力が高まるため、睡眠の恩恵を受けやすいんです。
寝る前に集中して学び、睡眠中に定着します。
イルカ型の子供は塾や習い事の効果が高い
イルカ型の子供は、塾や習い事の効果が高いです。
集中力が高まる時間帯は、17:00~23:00(大人は15:00~21:00)
ただし、実際に集中しやすい時間帯は、この中の4時間です。
学校が終わって、塾や習い事をする時間帯ですね。
学校の授業は身になりませんが、習い事の技術習得はとても速いです。
イルカ型に天才が多いと呼ばれる理由も、集中力が高まる時間帯に、趣味に没頭できるからかもしれません。
子供のクロノタイプは親のクロノタイプを受け継いでる
子供のクロノタイプに合った教育をすれば、子供の才能を伸ばせます。
しかし、子供のクロノタイプを直接調べようとしても困難です。
診断テストを受けさせても、経験不足のため精度が低くなります。
遺伝子検査は、年齢の問題で受けられません。
では、どうするか。
両親である、あなた方のクロノタイプを調べれば良いのです。
クロノタイプは遺伝します。
両親のクロノタイプがわかれば、子供のクロノタイプが予測できます。
遺伝子検査キット GeneLife Genesis2.0(ジーンライフ ジェネシス)
結論 子供の才能をつぶすための学校制度になってないか?
子供のクロノタイプを考慮して学校の制度を考えたら、子供の才能をつぶしているような気がしてしまいました。
クロノタイプを考えると、子供の才能を伸ばすなら、学校制度が邪魔です。
以下の点が問題になります。
- 授業開始のタイミング
- 朝食の無料提供
- 昼休みのタイミング
- 昼食のラインナップ
- 夜型の子供を昼型の子供と比較する
そもそも、クロノタイプ以前に問題があります。
『授業』という効率の悪い勉強方法を実施し、自学習でも効率の悪い方法を教えていることです。
子供の成長に悪いタイミングで授業を始める。
集中できないときに、効率の悪い勉強方法を使う。
集中力の高まるタイミングに、食事と休憩を入れる。
以上の事から、「子供の才能をつぶす学校制度になってないか?」と不安に思いました。
僕は結婚願望がありません。
しかし、子供ができた場合は、弁当を用意できる私立か、動画教育を選びたいなと感じました。